【症例12】小腸重積症
こんにちは!sonoです。
小腸重積症かな?と思う症例に遭遇したので、書いてみます。
主訴は腹痛、左上腹部が痛くて、体勢により痛みが変化するとのこと。
血液検査では、これといった異常な検査データもなく、下痢や血便もないと。。
エコーでスクリーニングしても、特に所見もなく、最後に下腹部を操作して終わりにしようとしたところ、痛み付近にターゲットサインを発見…!
ただ、小腸の蠕動運動はあって、患者さんもそこまで緊急性を要するような痛み方でもありません。
以前にも3回ほど小腸のターゲットサインを見つけたことがあり、そのうち1回は救急に送り、別の症例では小腸のカプセル検査をし、残り1件は様子見になったことがあります。
その3回とも、特に大きな病変はなく、そのうち症状も消えて、問題ありませんでした。
今回もその可能性が高いかも。。と思いながら、一応先生へ報告。
ターゲットサインの周囲の空腸に腸液の貯留があって、空腸なのでケルクリングひだはあるものの、内容物の軽度沈殿がみられ、動きの悪いことが推察されます。
空腸の径は24mmくらいで、軽度拡張と取ろうかどうしようか。。と言うライン。
長軸にすると、しっかりと内筒と外筒も確認されます。
どうみても、小腸重積に見えます。
ただ、ターゲットサインの中心部に腫瘤と思われるような所見はなく、小腸の蠕動運動もみられます。
重積部分にも蠕動運動があり、、問題なしでも良いかも。と過去の経験からも、そう思いました。
でも、時間を置いて再度観察しても、やはり重積はあります。
以前経験した症例では、重積部分が2つあったスゴ〜く稀な症例を経験しています。
時間を置いて観察すると、そのうち1つが消えていたけれど、1つの重積が残っていたので、救急へ送ったことがありました。
ちなみにその時の救急での検査では重積が認められず、、問題なく帰宅となっていました。^^;
今回もそうなる可能性が高いかな?と思いながらも、やっぱり周囲の腸管の軽度異常もあるからと、救急へ。
救急でのCTの結果では、やはり、異常なしの結果でした。
ですが、その後、救急の病院で放射線科医に確認してもらったら、短期間の重積があって、解除されている途中であると言う回答があったそう。
そして、虚血所見もなく、緊急性はなく、経過観察で良いとのお返事をもらいました。
そうか、短い範囲の重積はあるんだ…!その場合は、患者さんの痛がりかたも軽めなんだ!
と、とても勉強になりました。
そこで大事なのは、解除されるかどうか(蠕動運動があるかどうか)、虚血になっていないかどうか、イレウスを起こしていないかどうか、というところでしょうか。^^



いや〜、とっても勉強になりました。
これまで、小腸重積は小児に多くて、大人では少ないという認識だったのに、ここ2年間で3件も経験して、ずっと????状態だったので。^^;
これからは緊急性があるかどうかと、その根拠も先生に一言伝えることができそうです。^^
